【新しい家族との出会い】
厄年の誕生日はなかなかハードな仕事から始まった。
医療職について10年こんなに大変な日はないんじゃないかと思う日が毎日続き疲れてしんどいな、辞めたいなと思っていたところにペットショップの看板が、、
吸い寄せられるように立ち寄り何気なく眺めていると店員さんに声を掛けられた。抱っこしませんかの声に内心は抱っこしたいけど飼わないなら可哀想だしと断った。
見るだけで満足していたけれど来る日も来る日もずっと同じケージにいる茶色の白いお腹の犬が気になった。
こんな、不規則な仕事をしていて十分に遊んであげられないし良い人に飼われるといいなと思いながら眺めていた。
このとき1ヶ月後には、10年の一人暮らしをやめ家族と一緒に住むことが決まっていた。夕飯を食べながら両親に犬のことを話したら次の休みに家族で見に行くことに、、、
母は見に行くだけと独り言をいいながら、父はこっそり、誰にも言わずお金を降ろして飼う気満々で、私はただ癒されにと三者三様の気持ちでペットショップへ
気になる白いお腹の子がケージの中で売れずにいた。また店員さんに抱っこをすすめられついに初めての抱っこをした。
気持ちがすーっと軽くなるような、疲れが取れるような気がした。
仕事がつらいな、辞めたいなと言う気持ちはあったけれどこの子がいたら頑張れるかもしれない、前に進める気がした。
一方、両親は、、
見るだけといっていた母も、こっそりお金を降ろして待ち構えていた父も抱っこして気分はすでに飼い主に(笑)
30分代わる代わる抱っこをして気づいたら、家に連れて帰ってきていた。
気になる白いお腹の子は、今まで帰省しても会話が少なかった家族の話題の中心になり、暗い気持ちを切り替える大切な一歩を踏み出す勇気をくれた新しい家族になった。
YOUR HANDSOMUSE STORY
ベルシオラは、半歩先を歩もうとする女性とともにあることを大切にしています。
2022年度のYOUR HANDSOMUSE STORYは、
人生を半歩先に進めた転機とそこに至るまでの過程や想い、
半歩先の夢に向かって前に進む勇気をもらえた出来事などを公募し、
たくさんのHANDSOMUSEなみなさまから素敵なストーリーをお寄せいただきました。
ご応募下さったみなさま、ありがとうございました。
2022年度の公募は既に締め切っていますが、
今後も企画を検討いたします。
Story 28