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YOUR HANDSOMUSE STORY


ベルシオラは、半歩先を歩もうとする女性とともにあることを大切にしています。

そのため、「自分の人生を半歩先に進めた転機とそこに至るまでの過程や想い、
または半歩先の夢に向かっての決意や目標」を公募し、たくさんのHANDSOMUSEなみなさまから素敵なストーリーをお寄せ頂きました。
頂いたストーリーはピックアップの上、順次掲載させて頂いています。

ご応募下さったみなさま、ありがとうございました。
公募は既に締め切っていますが、大変多くの反響を頂きましたので、今後も企画を検討いたします。

Story14

私はウインタースポーツが嫌いです。
なぜなら、私の両親はスポーツやアウトドア的なことに関心がなく、子供の頃そういったレジャーに連れて行ってくれませんでした。
中学生になって、学校の行事でスキー合宿に行ったのが初めてでした。
当時スノーボードが流行り始め、私もずっとやってみたかったのに、もちろん両親は連れて行ってくれるはずもなく、
母親からは、「大学生になって自分でバイトして、スノーボードができる彼氏を作りなさい」と言われていました。
大学生になってからようやく「スノーボードができる彼氏」ができたものの、スノボをやったことがない奴は足手まといだと言われ、一緒に行くことは叶いませんでした。

そして、社会人になり、会社の同期に誘われやっとスノボデビュー!
密かに片思いの男の子に手取り足取り教えてもらうはずが、ほぼ放置。優しい女友達に教えてもらうも、足手まといになることが申し訳なく、結局2泊3日のスノボ旅行では滑ることができませんでした。
その後何回かスノボ旅行に連れて行ってもらいましたが、ただジグザクに滑るようにはなれたものの一人で自主練するだけでは、ターンが身に付きませんでした。
そして、ずっと後ろめたい気持ち劣等感を抱えながら年月は過ぎ、結婚、出産、そして30歳を過ぎ、気が付けばアラフォーに。

二人の子供も、4歳と6歳に成長しました。
人並みにウインタースポーツができる夫は、「今年は子供にスキーデビューさせよう!」と大張り切り。ウインタースポーツが嫌いな私は、行きたくないと大渋り。「そんなことじゃ子供たちがお前の二の舞になるだろ!」と諭され、渋々行くことに。

スキーなんかしたくない!スキー教室なんて参加したくない!という子供たちを無理やり教室に押し込み、「よし!じゃあスノボができないママもスノボ教室に入るからママも頑張る!」と子供たちに宣言し、私もスノボを十数年振りにやることにしました。

スキー場では、大人世代はスキーを楽しんでる人が多く、スノボは若者たちが楽しんでいました。
「こんなオバサンがスノボしたら浮いてるんじゃ…。」と思いながらも、「旅の恥はかき捨て。子供に新しいことに挑戦させておいて、自分ができなかったことを諦めたままにするのは示しがつかない。かあちゃんが頑張っている背中を子供たちに見せよう」と意を決し、私もスノボ教室に。
母親になって、いろいろな困難をくぐりぬけてきたこと、そして何より大人になって財力が変わりけちらずに、マンツーマンのクラスでレッスンを受けることに。
何度も転びながら、そして、先にスキーレッスンを終えていた子供たちから「ママ頑張ってー!」と声援を受け、レッスン終了10分前の最後の滑りで念願のターンが出来るようになりました!
何年も抱えていた胸のつかえがとれ、ゲレンデの景色と空気もとても清々しいものに変わりました。

大人になると、子供の成長を見るばかりで自分自身の成長を感じる機会がなかなかありませんが、思い切って挑戦したことで大きな成長を感じることができました。


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