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YOUR HANDSOMUSE STORY


ベルシオラは、半歩先を歩もうとする女性とともにあることを大切にしています。

そのため、「自分の人生を半歩先に進めた転機とそこに至るまでの過程や想い、
または半歩先の夢に向かっての決意や目標」を公募し、たくさんのHANDSOMUSEなみなさまから素敵なストーリーをお寄せ頂きました。
頂いたストーリーはピックアップの上、順次掲載させて頂いています。

ご応募下さったみなさま、ありがとうございました。
公募は既に締め切っていますが、大変多くの反響を頂きましたので、今後も企画を検討いたします。

Story15

私は小さい頃から夢見がちで、占いやおまじないなど、形のないものに思いを馳せて過ごすことが多くありました。
兄妹がおらず、一人っ子であったことも関係してか、友だち作りも上手くなく、仲間はずれにされたり陰口を言われてしまうこともしょっちゅう。
そんな小さい頃のトラウマから、10代のうちは人間不信に陥りやすかったものです。
どうして人間関係がうまくいかないのだろう。人の心が読み取れるようになったらいいのに、いつもそう思っていました。

高校生になった私は、はじめて大好きと思える親友と出会い、彼女から謙虚に生きることの素晴らしさを学びました。
本当の意味で、人の心とは何か、友情を育むというのはどういうことかに気づくことが出来たのです。
彼女と比べ、自分がどれだけ傲慢であったか、そして至らないことが多かったかを痛感した頃に、心理学という学問があることを知りました。

その後、心理学が学べる大学へ進み、大学院では臨床心理学を専攻しました。
遊ぶことより、仲間たちと勉強会を開いているほうがよほど楽しく、夢中で学ぶことが出来る。
心理の勉強をしていた時の仲間もまた、不安定なところのある私を受け容れてくれ、励まし、叱咤してくれました。

そんな私も40歳。
今は臨床心理士と公認心理師の資格を取得し、あの時の私?のような子どもたちと関わるべく、スクールカウンセラーをしています。
子どもたちは不登校や家庭内不和、虐待、発達の問題など多くの悩みを抱え、もがいています。
教室へ入ることは難しくても、私と話をすることで元気がもらえるから…と、たくさんの子どもたちや保護者の方が相談室に通ってくださいます。
時に涙を流しながら、胸の内を話してくれる人達もいます。その壮絶なストーリーに、もらい泣きをしてしまうことも少なくありません。

私は今、心理職という立場で沢山の方たちと関わっていますが、そういった方たちの向こう側には、常にあの時の私がいます。
ふとした出会いやきっかけで、人は大きく変わるれることを、私は知っています。 今直ぐにとは言わなくても、その人なりのタイミングというものが必ずあるのです。
なかなか転機が訪れず、投げやりに諦めたくなってしまう人達を支えていく。

それが、私のライフワークとなりました。


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