まだ、たったの8か月と思う方もいると思いますが、それでも私は京都に来る決断をして間違いではなかったなと思っています。
私に転機が訪れたのは2019年の9月半ば。今でもその時のことは鮮明に覚えています。
尊敬する先輩先生から電話がかかってきたのは夜の10時近く。めったに電話なんて来ることがなかったから、どうしたのかなという思いとともに出ました。すると、「ぜひ京都に来て、力を貸してほしい!一緒にまた仕事がしたい!」というお誘いでした。私には想像もつかなかった話だけに初めは冗談だと思いました。実はその時の私は、お仕事を続けていくかどうか迷っていた時期でもありました。幼稚園教諭として同じ職場で働いてきましたが、一度、その仕事から離れ全く違うことをしようと思っていました。幼稚園の先生は大好きだけれど視野を広げるために、一度やめるのも一つの手だし、全く知らない土地に行って一からスタートさせるのも一つの手だし・・・
迷いに迷いました。答えを出すのに1か月ちょっと待っていただきましたが、私は「この先、私の力を貸してほしいといわれることはないかも・・・これは私にとって、ものすごいチャンスなのではないか…よりヒトとしても保育者としても成長できるのではないか?」という思いが強くなり京都に行く決断をしました。
京都へ行く準備をし始めてからコロナがひどくなり、かなり大変な状況の中向かいました。
いろいろなことが大変でつらかったですが、何よりつらかったのは家族との別れでした。ずっと実家にいた私にとっては何もかもが初めてで、家族と離れるとき、たくさん泣きました。でも、飛行機の中でCAさんがたまたま話しかけてくれその後、メッセージカードをプレゼントしてくださり頑張ろうと思えました。
京都に行ってからは新しいことだらけで本当になれるのに必死でしたが、周りの人がとても良い方ばかりで気が付けば8か月がたちました。私が京都行を決断したことにより、さらに保育技術も学び自分の保育者としてどうすべきがよりビジョン化されてきました。
私は、またたくさん学び、自分独自の保育観をさらにスキルアップし、できることなら、理想の保育を行うことができるところを作っていきたいなと思っています。大好きな絵本やカードゲーム、また、五感を刺激する要素をたくさんつかいたいです。いつか、さらに自分の決断が間違ってなかった、よかったな、理想に近づけたなと思えるように、ずっと輝き続けたいです。